ひおきとしこ詩抄
『やさしく うたえない』
ひおきとしこさんの詩の大きな特徴は、海で命を落とした少年の「悶え」の痛ましさを忘れずに、夭折した少年の「いのちの記憶」を反復し、この世に残された者が自己を断罪し心の奥底から悲歌の響きを奏でることだ。(鈴木比佐雄・解説文より)
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栞解説文:鈴木比佐雄 |
A5判/128頁/並製本 ISBN978-4-86435-250-5 C1092 |
定価:1,620円(税込) |
発売:2016年4月14日
目次
序 詩
う み (夭逝した少年に)
Ⅰ しずけさ
三 月
透明な音
めざめる
春になる
あわい空気
いのり
しずけさ
おやすみ
旅
Ⅱ はないちもんめ
はないちもんめ
初 夏
戦争のあった日に
修 羅(1)
修 羅(2)
闇
みしらぬ空
こうえん
神 話(うまれる)
Ⅲ 心平の声
とむらう
うみ(散る骨)
うみ(心平の声)
母のうた
緩らかに
谷川岳
ジャズ
うみ(こがれる)
Ⅳ 短歌抄『冬田』1996~2002
あとがき